2017年10月10日 (火) [氷川の杜(スタッフブログ)]
『ナチュラル装花いろいろ』のお話し
みなさまこんにちは。
今日も氷川会館オフィシャルブログにお付き合いをいただき、ありがとうございます。
川越市内は、週末のお祭りに向けて準備が整ってきました。市内は紅白幕も張られて、お祝いのムードが盛り上がっています。今年はユネスコ無形文化遺産登録後初めてのお祭りですから、訪れる人もきっと多いのでしょう。神社職員も忙しくしております。
さて、今日は『ナチュラル装花いろいろ』のお話しを。
お客様が会場の装飾イメージをフローリストに伝える時、「ナチュラルな感じがいいです」という声がとても多いようです。「ナチュラル」と一口に言っても捉え方は様々。そこで、どんなナチュラルかを伝えるための手段と、ナチュラル装花のいろいろな例をご紹介してまいります。
まず一つめは、「ナチュラルを表す言葉」です。「ナチュラル」とは、自然という意味。飾らない自然で自由な雰囲気を表現する、あっさりとしていて落ち着いた配色になります。すぐに思い浮かべやすい身近な自然(土、緑、水)を表す色です。
もっと細かく言うと自然なとか、くつろいだといったイメージでは、土や木の幹のような色が中心です。具体的にはからし色、桑色白茶。みずみずしいや、爽やかというと新緑の木の葉のような鮮やかで明るいグリーンが中心のイメージになります。若苗色や、トルコ石色などがそうです。
同じナチュラルでもだいぶ雰囲気が変わりますね。
また、色のイメージが固まっているようであれば、
グリーンを中心にしたナチュラル
アースカラーでナチュラル
ミックスカラーでナチュラル
白とグリーンで白を多めにした雰囲気などと伝えていただくと、イメージのブレが少ないでしょう。
今はいろいろなサイトで装花の画像を見ることができますので、そういったものをピックアップしてお持ちいただくとより具体的にイメージを伝えることができます。
余談ですが、私は会場やモデル撮影を行う時に、1シーンに5〜10枚くらいのイメージ写真を用意します。カメラマンやフローリストに自分のイメージを伝えるためには口で説明するより写真を見てもらった方が間違いがないですから(笑)伝える力が不足しているぶん、写真の力を借りて補っております。ご参考までに。
それではナチュラル装花のいろいろをご紹介してまいりましょう。
こちらは、グリーンをベースに白い花をポイントに使った装花です。
白い花はアンスリウム。平らでハート型をしています!丸みが少ないので、大人ナチュラルという雰囲気です。
こちらは小花を集め、木のボックスや小瓶にアレンジしたものです。
黄色の花がポイントになっていますね。
アレンジの仕方を変えると可愛らしい雰囲気になります。
こちらは、ミックスカラーのアレンジです。
色々なお花、カラーで楽しい雰囲気になります。
花器もバスケットを使ったり、そのまま置いたりと動きが出ていますね。
こちらはパープル系のお花を使ったナチュラル装花の例です。
グリーンもたくさん使っていますので、華やかになりますね。
きっちりとしたアレンジというより、ランダムな雰囲気のアレンジがナチュラルテイストに仕上げるコツなのかもしれませんね。
ゲストのみなさまが会場に入って最初に目にするのが装花。披露宴の雰囲気を決める大切なウエディングアイテムのひとつです。
ぜひこだわっていただき、おふたりらしさを表現してください。