2019年10月23日 (水) [氷川の杜(スタッフブログ)]
『三献の儀』のお話し
台風被害を受けられた皆さまには心よりお見舞い申し上げます
皆さまこんにちは。ブログ管理者そよ風です。今日も氷川会館オフィシャルブログにお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
今週末は神前挙式体験フェアを開催いたします。本物の神社で執り行う挙式を見る機会はなかなか無いと思いますので、お時間のご都合がつく方は、ぜひお気軽にご参加ください。
さて、今日は挙式の中から『三献の儀』のお話しを。
「三献の儀」は、三三九度と呼ばれることもあり、神前挙式の中でも多くのが聞いたことがある儀式かもしれません。
本来「三献の儀」は、出陣や祝言などの際に相手に敬意を表し盃をさすことを示します。室町時代より武士の出陣や婚礼、接待宴席などの重要儀式とされてきました。
三献の儀は、まず大中小の三重ねの盃のうち、新郎が小盃(一の杯)を受け取り、三口で飲み干し、その後、新婦も同様に行います。中盃(二の杯)は新婦が先に受け取り、三口で飲み干し、続いて新郎も同様に行います。最後は新郎が大盃(三の杯)を受け取り、小盃(一の杯)と同じように行います。何回も新郎と新婦が盃を重ねることによって、固い縁を結ぶとの意味が込められています。
そもそもなぜ「三三九」なのでしょうか?
古来奇数である「三」は良い数字とされてきました。それを三回繰り返して、おめでたい数字である「九」にすることで、最高のおめでたさを表したものとされています。
また、小盃は過去を表し、新郎新婦の巡り合わせを先祖に感謝する。中盃は現在を表し、二人で末永く力を合わせて生きていく。大盃は未来を表し、一家の安泰と子孫繁栄の願いがそれぞれ込められています。
短い儀式の中に、様々な意味が込めれらた「三献の儀」。こちらも10月27日(日)開催予定のブライダルフェア〜神前挙式体験会〜でご覧いただけます。