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氷川の杜(スタッフブログ)

2019年9月24日 (火) [氷川の杜(スタッフブログ)]

『白無垢』のお話し

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皆さまこんにちは。ブログ管理者そよ風です。今日も氷川会館オフィシャルブログにお付き合いいただきまして、ありがとうございます。


さて、今日は『白無垢』のお話しを。


白無垢といえば、花嫁さまの衣裳。綿帽子から打掛、掛下着、掛下帯、帯揚げから懐剣袋、末広の房まですべて白で統一した花嫁の正式礼装です。江戸時代から現代にいたるまで、最高の格式の挙式衣裳として重んじられてきました。

白無垢の花嫁衣裳は本来、白装束を着て、白い被衣(かずき)をかぶる死装束で、生家から死人同様に送りだされ、婚家で再生(誕生)するということを象徴したものであるともいわれています。

白無垢の「白」は、汚れのない神聖な状態をあらわし、邪気を払う色として用いられてきました。また、これから嫁ぐ家の家風に染まります、という花嫁の決意をあらわす色でもあります。

格調高い白無垢ですが、白一色では単調に見えてしまうことも。裾や袖、襟元などに赤を挿し色として用いた白無垢も用意されています。この「赤」は、慶びをあらわす紅白の紅、未婚をあらわす赤を意味しています。

また、打掛の生地は、唐織(からおり)、緞子(どんす)、綸子(りんず)などが多く、吉祥文様などの地紋や刺繍、絞り加工などが施されています。

(9月29日(日)に開催いたします神前挙式体験フェアでは、この美しい白無垢を間近でご覧いただけます。フェア予約よりぜひお申し込みくださいませ。)

最後に、白無垢の花嫁支度に必要なもの一式をご紹介いたします。たくさんありますが、全てを丁寧に着付けていきます。姿も気持ちも花嫁さまになっていく大切な時間もぜひ味わっていただきたいと思います。

白無垢・掛下着・長襦袢・掛下帯・帯揚げ・丸ぐけの帯締め・抱え帯・懐剣・筥迫・末広・白の半衿・衿芯・前板・帯枕・伊達締め・腰紐・白草履・肌襦袢・裾除け・白足袋

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