2017年3月18日 (土) [氷川の杜(スタッフブログ)]
「春の神様」のお話し
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皆さまこんにちは。
今日も氷川会館オフィシャルブログにお付き合いをいただきまして、ありがとうございます。
小中学校の卒業式も済んだようで、電車に乗ると春休みを楽しそうに過ごしている子供達を見かけるようになりました。春は門出の季節です。
さて今日は『春の神様』のお話しを。
春の花といえば「桜」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
春を表す言葉には「さ」がつくものがとても多いのですよ。
「さつき」は田んぼの作業を始める五月のこと。
「さおとめ」は田植えをする女性。
「さなえ」は漢字で書くと早い苗。
「さみだれ」は五月に降る雨のこと。
そして「さくら」にも『さ』がついています。
実はこの「さくら」は『さ』と『くら』が合わされてできた言葉ということをご存知でしたか?
一説には『さ』とは、農作業を守る「田の神様」を示すとされています。『くら』はその乗り物、乗馬などに用いられる「鞍」と同じ意味合いです。「さくら」とは「田の神様の乗り物」という意味なのですね。
昔の人たちは、桜の花が散るのを目安に田仕事に取り掛かっていたそうです。ですから、春を表す言葉には「さ」がつくものが多いのかもしれません。
今年は「田の神様」がたくさんいらっしゃっているな。と思いながら、お花見をなさってみてはいかがでしょうか。
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