2015年4月19日 (日) [氷川の杜(スタッフブログ)]
「日本は美しいね」のお話し
皆さんこんにちは。
今日も氷川会館オフィシャルブログにお付き合いをいただきまして、ありがとうございます。
桜の木は花の時期が過ぎ、今は若芽の青々しさが眩しい季節です。
四季の移ろいを身近に感じられるこの場所に勤めているというのは、とても贅沢なことなのだと思います。
さて、私事ですが先日休暇をいただき、海外旅行を楽しんでまいりました。
今回の旅の目的は「英会話」。
なかなか上達しない英会話。一日を通して英語に触れられる機会を求めプチ留学をしてきました。限られた時間でしたので、レッスンは1日4時間とハードでしたが、何とか会話が成立し、文法、発音などをしっかりと勉強してきました。なんと宿題までありました(笑)
レッスン以外でも先生と共通の趣味であるテニスを通じて、現地のお友達も出来ましたし、ローカルが集まるレストランに連れて行っていただくなど、とても充実した休暇になりました。
レッスンのはじまりは自己紹介です。
「私は神社と神社の結婚式場で働いています」
と話すと、
「神社?君は神社に勤めているの?
たくさんの日本人にレッスンしてきたけれど、神社に勤めている生徒には初めて会っ
たよ!素晴らしい場所で働いているんだね。なんて興味深い生徒なんだ!!!」
と、ものすごく早口で言われました(笑)
外国人にとって(特に欧米人)、神社というのはとても興味深い場所のようです。建物、お参りの仕方、お祭り。どれも興味の対象です。特にお参りの作法について質問をされました。「やってみて」と言われたので、紙に榊に見立てた絵を描き玉串を捧げる作法を見せ、その後二拝二拍手一拝しました。
先生はなぜかとても感激し、「日本は美しいね。」とひと言おっしゃいました。
神社にお参りの皆さんの多くは個人を救済する、個人の望みを聞いてもらうためにお越しになっているのかと思います。ですが、神社というのは本来、公の祈りを捧げるための施設なのです。地域共同体の繁栄、村の安寧、国の平和。農業に従事していた日本人にとっては、例えば村の中で自分の田んぼだけが豊作だけど、隣の田んぼは凶作というのはありえないわけです。自然の恵みの中で実る稲は、その村を等しく照らすものであるし、あるいは凶作になるかもしれない。つまり、個人の祈りを超えたところに公の祈りがあって、公の祈りの成就こそが個人の平穏であったということから、本来神社は地域共同体のために祈りを捧げるものであったのです。
先生の「日本は美しいね。」という言葉は、個人の望みを超えた公の祈りに対してのものをさしているのではないかと思いました。「自分が!自分が!」という祈りではない。きっとそれは日本人ならではの美しい祈りのカタチなのでしょう。
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