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氷川の杜(スタッフブログ)

2018年3月25日 (日) [氷川の杜(スタッフブログ)]

『誉桜』のお話し

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みなさまこんにちは。今日も氷川会館オフィシャルブログにお付き合いをいただき、ありがとうございます。
新河岸川の誉桜も見頃となりました。朝からたくさんの人が氷川橋の上で、桜を楽しんでいます。開花からあっという間に見頃を迎え、4月に入ると途端に葉桜…と心配しています。


さて、今日は『誉桜』のお話しを。


桜は開花を待つ時間が楽しいのですが、今年は楽しむ時間が短かったように思います。
新河岸川添い約500mにおよぶソメイヨシノは「誉桜(ほまれざくら)」と呼ばれています。
なぜそう呼ばれるようになったのでしょうか?


第二次大戦の頃のこと。
川越の老舗和菓子店「亀屋栄泉」の当主中島良輔氏が二人のご子息を戦地へ送り出すことになりました。二人が帰還したときには、満開の桜を見せてあげようと、苗木を農家に依頼して育てていました。
しかし、次第に戦況は悪化。
終戦を迎えたものの、二人のご子息は家族の祈りも虚しく、帰らぬ人となってしまいました。
中島氏が意気消沈したのは言うまでもありません。が、気を取り直し「息子たちの他にも戦地で散った多くの兵士たちの慰霊に」と、新たに300本の桜の苗木を新河岸川河畔に植え、これを「誉桜」と命名しました。
終戦から70年が過ぎましたが、今年も美しい花を咲かせています。


最後に桜を詠んだ和歌を一首。

あしひきの 山桜花 日並べて かく咲きたらば いと恋ひめやも (山部赤人)
(訳)もしも山の桜が何日も咲いていたら、こんなに恋しいとは思わないでしょう。すぐに散ってしまうからこそ、こんなに恋しいのだ。

長い時間待ちわび、開花、満開を迎えサッと散る桜。だからこそ、人の心を打つのかもしれません。
今年もあと少し、桜を楽しみたいと思います。

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