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氷川の杜(スタッフブログ)

2017年7月3日 (月) [氷川の杜(スタッフブログ)]

『和装花嫁のお支度』のお話し

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皆さまこんにちは。
今日も氷川会館オフィシャルブログにお付き合いをいただきまして、ありがとうございます。

あっという間に7月を迎え、神社では皆さまが楽しみになさっていた縁むすび風鈴の祭事も始まりました。


さて、今日は「和装花嫁のお支度」のお話しを。


縁あって、短大にブライダルについて講義する機会をいただいております。未来のウエディングプランナーを目指す10代の学生達のキラキラした眼差し。熱心にノートを取る姿。学生に負けないように、いや学生よりも真剣に取り組んでいるつもりです!

先日、花嫁の衣裳について講義をいたしました。氷川の職員としては、花嫁衣裳=白無垢なのですが、学生さん達はウエディングドレスなんですね。デザイン、生地、装飾と華やかなドレスはもちろん素敵です。花嫁の皆さまがドレス選びを楽しんでいらっしゃるのを拝見すると、ウエディングドレスに憧れる人が多いこともわかります。ですが、和装の魅力もやはり知ってほしい!と思い、以前お客様から伺った話をいたしました。

「和装の花嫁衣裳は、打掛はもちろん、帯や小物まで真っ白なんですね。そして、びっくりしたのは、お支度にとても時間がかかること。ドレスはあっという間に着ることができますが、和装の花嫁になるのには1時間半もかかるんですね。でも、お支度が少しずつ進んでいくと、心も少しずつ花嫁になる準備が整っていくように感じました。ただ支度を整えるだけでなく、気持ちも花嫁になれるように時間をかけてお支度してくださるのですね。」

どちらかといえば、支度に時間がかかることはマイナス要素になりがちです。ですが、お客様からお話をいただき、時間がかかることは決して悪いことではないのだと思いました。

お支度だけでなく、和装花嫁が身につける小物には、娘の幸せを願う親の気持ちがたくさんつまっています。懐剣、はこせこ、抱え帯、末広。これら全てを身につけて花嫁支度が整います。

講義の終わりに学生が、「今までウエディングドレスを着たいと思っていましたが、今日の話を聞いて、和装に魅力を感じました」「和装のことをもっと知って、伝えられるようになりたいです」「気持ちも花嫁になると聞いて、結婚式は和装で行いたいと思いました」などの感想をもらいました。私ができることはとても小さなことですが、話を聞いてくれた若い世代が何かを感じ伝えてくれたら、その魅力が今よりもっと多くの人に知っていただけます。そうなるよう、これからも伝えていきたいと思います。

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