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氷川の杜(スタッフブログ)

2018年3月28日 (水) [氷川の杜(スタッフブログ)]

『なにか古いもの』のお話し

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みなさまこんにちは。ブログ管理者そよ風です。今日も氷川会館オフィシャルブログにお付き合いをいただき、ありがとうございます。
新河岸川の誉桜も満開です!天気も良くお花見日和。今日もたくさんの人が桜を楽しんでいます。
今日は平日ですが、2組様の結婚式を承っております。挙式前には桜を背景にロケーション撮影もなさっていました。晴れやかな笑顔が印象的でした。誠におめでとうございます。


さて、今日は「なにか古いもの」のお話し。


結婚式当日、花嫁が身につけると幸せになれるとヨーロッパに古くから伝わる慣習「サムシングフォー」をご存知ですか?

なにか古いもの
なにか新しいもの
なにか借りたもの
なにか青いもの

この4つを身につけて、花嫁は結婚式に臨むのだそうです。

古いものは、継続の象徴。祖先から伝わる安定や豊かさを引き継ぐという意味があります。
家族から譲り受けたジュエリーを身につけます。
新しいものは、希望の象徴。新しい人生の第一歩を未来へ踏み出すという意味です。
ドレス用の靴を用意したり、ハンカチを用意したり。
借りたものは、幸福の共有の象徴。幸せな結婚生活を送っている人にあやかって、自分たちも幸せになろうという意味です。
友人からアクセサリーやハンカチなどを借りるそうです。
そして、青いものは、忠誠や純粋の象徴。
ヨーロッパでは、ガータベルトなどに青いリボンを結ぶそうです。

ヨーロッパの慣習ではありますが、日本でもサムシングフォーを実践する花嫁さまも多いようです。

あまり考えたことはなかったのですが、神前式でも叶えられそうですね。
「幸せな結婚生活が送れる言い伝え。4つのもの」というのはどうでしょうか?

なにか古いもの
先日お客様から「和装洋髪の時には、古いものですが、母の使っていた髪飾りを使おうと思います」というお話しをいただきました。お母様が大切にしていたものを娘も大切に思う。とても素敵なお話しで、嬉しくなりました。

なにか新しいもの
花嫁さまの必需品ハンカチ。レースの綺麗なものやイニシャルの刺繍入りなど、素敵なハンカチがたくさんあります。そんなに高価なものではないので、お求めになってもよいかもしれません。私はいつもタオルハンカチなので、購入したいなぁと思います。

なにか借りたもの
ほとんどのお客さまが衣裳をレンタルなさいますので、こちらはOKですね。

なにか青いもの
挙式は白無垢をお召しのお客さまが多いのですが、白無垢は全てを白一色でご用意いたします。新しい家庭の色に染まるようにと白=色のついていない着物を花嫁は身につけました。しかしながら、時代とともに色のついた白無垢も登場するようになりました。例えば、氷川オリジナルの神社紋を配した白無垢の中には、ほんのりと青い色が使われているものもあります。




私は、この4つの中では「なにか古いもの」に惹かれます。
おふたりが出会い、これから先の人生を共に歩もうと決めた。そこには、両親や祖父母やその祖先がいたからこそ。そこには形のあるなしに限らず、代々受け継がれるものがあると思うからです。
花嫁支度には使えないものですが、私も祖母から母へ、母から私へと受け継がれた腕時計があります。腕時計は祖父が祖母に贈ったもので、祖父の祖母を思う気持ちも込められていると思います。残念なことに昨年その腕時計は壊れてしまいました。とても古いもので直すことができないこともあり、しまったままになっていますが捨てることはできません。今日は帰宅後、久しぶりに腕につけてみようと思います。

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